クンダリニー・ヨーガ

5メシア ( 仏陀 ) の法 Messiah (Buddha) Law system of Dharma 5

コラム

  • クンダリニー(Kundalini, कुण्डलिनी, kuṇḍalinī)は、人体内に存在する根源的生命エネルギー[1]。宇宙に遍満する根源的エネルギーであるプラーナの、人体内における名称であり、シャクティとも呼ばれる[1]。クンダリーニ、クンダリニと表記されることもある。
    クンダリニー・ヨーガなどにより覚醒させられると神秘体験をもたらし、完全に覚醒すると解脱に至ることができるとされているが、覚醒技法の失敗や日常生活におけるアクシデントなどにより準備が整わない形で覚醒が生じる様々な快・不快の症状をもたらすと[誰が?]主張している。
  • チャクラが、どうして、超人的ともいうべき特殊な力を発生するのか?
    長い間、それは神秘的な謎とされていたが、近代生理学の登場によって、
    そのなぞ謎は解けた。

    チャクラの場所は、すべて、内分泌腺と一致するのである。
    チャクラ
    クンダリニー·ヨーガの熟達者は、特殊な修行によって得た力でその場所を刺
    激し、ふつうの人間の持たない力を発生させるのである。内分泌腺がその力の発
    生源なのである。

    ただし、この、チャクラと近代医学の解剖学的対照は、わたくしの修行体験に
    よってわたくしが分類したもので,欧米のヨーガの指導者たち(およびその系統
    の人たち)の対照分類のしかたと、だいぶちがうところがある。わたくしは、わ
    たくしの修行体験によって、このほうが正しいと信じているが,あるいは、これ
    はリードビーター氏がいっているように、人種、民族別による体格、体質の相違
    によるものであるのかもしれぬ。
  • 項目3
チャクラとクンダリニーの秘密
  • 気・クンダリニー・チャクラ

    ◎気(プラーナ:生命エネルギー)について

    ハタ・ヨーガにおいて、気のコントロールは非常に重要なものです。坐法でも気のコントロールは行いますが、主に調気法とムドラーによってそれを行っていきます。
    気は、ヨーガでは、プラーナと呼ばれ、これは生命エネルギーです。また、気の通り道をナーディーといい、人体に7万2千本あるといわれています。その主なものがスシュムナー、イダー、ピンガラという3つの気道です。
    スシュムナー気道は、体の中央、背骨の基底から頭頂に達している気道です。イダー気道は「月の気道」といわれ、中央の気道であるスシュムナー気道の左側にあり、左の鼻孔に通じています。ピンガラ気道は、中央気道の右側にあり、右の鼻孔に通じています。
    人体には5つの気・プラーナ・生命エネルギーがあります。

    人体の5つの気・プラーナ・生命エネルギー

    1 プラーナ -- 上昇する流れで、吸気・胸から上・頭部に関連する。
    2 アパーナ -- 下降する流れのことで、呼気・へそから下・足に関連する。
    3 ウダーナ-- 喉に位置する上昇の流れ。発声の機能に関連。
    4 サマーナ -- 下腹部に位置する流れで、消化に関連。
    5 ヴィヤーナ -- 全身にゆきわたっている流れ。

    このなかで、重要な気は、吸気に関連するプラーナと、呼気に関連するアパーナです。この2つの気を融合させることで、クンダリニーを目覚めさせることになります。


    ◎クンダリニーについて

    クンダリニーとは、宇宙エネルギー、根源的生命エネルギーで、目覚めることによって、精神的・霊的進化、解脱をもたらすといわれています。

    クンダリニーは、スシュムナー・イダー・ピンガラと呼ばれる3つの気道が、背骨の最下部で合流しているところに「とぐろを巻いた蛇が眠っている」とされるエネルギーで、サーペント・パワー(蛇の力)ともいわれています。

    クンダリニーは、はじめは熱として感じられることが多く、蛇にたとえられるとおり、熱感が蛇のように背中を這い昇っていくように感じられます。震動や、風が吹き抜けるように上昇していくように感じる場合もあります。また、内的視覚によって、光として感じる場合もあります。

    クンダリニーは、身体中央の気道(ナーディ)であるスシュムナーを上昇していきますが、その過程にチャクラというエネルギー・センターがあり、そのチャクラを貫いて上昇していきます。そして、頭頂のサハスラーラ・チャクラに達することで解脱するといわれています。
    この解脱のプロセスについて、クンダリニーを女神とし、頭頂には男神がいると解釈し、その両者の結合、すなわち女性原理と男性原理の結合を、解脱と解釈する思想もあります。



    ◎チャクラについて

    チャクラとはサンスクリット語で「輪」という意味で、ヨーガにおいてはエネルギー・センターのことをいいます。チャクラには、気の通り道が密集しています。クンダリニーが上昇するとき各チャクラを浄化し、活性化して貫いていきます。
    主なチャクラには以下の7つがあります。

    主な7つのチャクラと、身体の位置関係

    1 ムーラダーラ・チャクラ -- 尾てい骨
    2 スヴァーディシュターナ・チャクラ -- 生殖器
    3 マニプーラ・チャクラ -- へそ
    4 アナーハタ・チャクラ -- 胸
    5 ヴィシュッダ・チャクラ -- 喉
    6 アージュニャー・チャクラ -- 眉間
    7 サハスラーラ・チャクラ -- 頭頂


    ①ムーラダーラ・チャクラ

    人体の一番下部にあるチャクラで、尾てい骨の位置にある。色は赤。地の元素(筋肉・骨など)と関係がある。また、副腎とつながっていて、副腎はストレス反応に関連したホルモンを分泌する。ストレスによって免疫力が低下した場合は、このチャクラを強化することによって、疲労回復および健康体を得ることができる。
    このチャクラの部分が汚れ、エネルギーの流れが停滞すると、物欲、肉体への執着、怒り・嫌悪が生じるともいわれる。

    ②スヴァーディシュターナ・チャクラ

    位置は性器の付け根あたり。色はオレンジ。水の元素(体液など)と関連している。性ホルモンを分泌する卵巣・精巣とつながっている。情緒・詩情と関係している。また、このチャクラを浄化することによって、禁欲修行をするのに大きな助けとなり、性欲を超えられる。
    逆に、このチャクラの部分が汚れ、エネルギーの流れが停滞すると、性欲、無智(物の考えにくい状態)、恨み(じめっとした憎しみの感情)が生じるともいわれる。

    ③マニプーラ・チャクラ

    位置はほぼヘソのあたり、太陽神経(しんけい)叢(そう)。色は黄色。火元素(体温、食物消化の力)と関係する。自律神経の集まる部分である太陽神経叢を刺激することにより、自律神経が安定し、リラックス効果を得ることができる。また、浄化、強化することにより学問・才能も開花してくる。
    このチャクラが汚れ、エネルギーの流れが停滞すると、食欲、貪り、学問・才能への執着が生じるともいわれる。

    ④アナーハタ・チャクラ

    胸の中央に位置するチャクラ。色は緑色。風元素(気・生命エネルギー)と関係する。肺、呼吸と関連し、胸腺とつながっている。胸腺は免疫系の機能に不可欠な細胞を作り出す。このチャクラを浄化することで、名誉、高貴さが得られるともいわれる。
    このチャクラが汚れ、エネルギーの流れが停滞すると、プライド・卑屈、執着・愛著、が生じるともいわれる。

    ⑤ヴィシュッダ・チャクラ

    位置はのど。色は青色。空元素(身体の中の虚空の部分、ないしは宇宙エネルギー)に関連する。言葉・声・音と関係している。ホルモンでは甲状腺。また、権力・地位と関連している。
    このチャクラが汚れ、エネルギーの流れが停滞すると、妬み・嫉妬心、地位欲・権力欲が生じるともいわれる。

    ⑥アージュニャー・チャクラ

    眉間に位置するチャクラ。色は藍色。脳の下部にある脳下垂体につながっている。脳下垂体は多くの体内ホルモンの活動に指示を与える。このチャクラを開発するとインスピレーションが働くようになる。また、現実世界での成功が得られる。
    このチャクラが汚れ、エネルギーの流れが停滞すると、慢心・自己満足・支配欲・
    善悪の(固定)観念、現世願望が生じるとされる。

    ⑦サハスラーラ・チャクラ

    頭頂に位置するチャクラ。色は紫色で解脱の門といわれる。これよりも下位のチャクラが浄化され、このチャクラにエネルギーがスムーズに集中することで、解脱を得ることができるとされる。

    こうして、各チャクラが浄化され活性化されると、そのチャクラに対応した能力が開発されるといわれています。逆に汚れると、そのチャクラに対応した煩悩・欲望が生じるのです。また、各チャクラは、物理的には、内分泌腺とも関連しています。

    各チャクラの浄化についてですが、1~3の下位のチャクラは、身体生理的な操作によっても、ある程度は、浄化することができます。しかし、4~6の上位のチャクラは、自他の比較によって生じる自己嫌悪・卑屈、嫉妬、慢心などの煩悩と関連しており、身体的な操作だけではなく、自他の区別をなくしていく心の浄化を進めることが重要です。
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